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J-heritage 産業遺産とヘリテージツーリズム 知ればもっと旅に出たくなる

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レポハピプレス編集部

レポハピ編集部が世の中の気になること、お伝えしたいことをレポハピの公式ライター陣が思いのままにお届けします。

※奈良少年刑務所空撮(ドローンパイロット:中阪昌行 by future-Design ドローンカメラオペレーター:ナワタ マコト by ALPHA plus) © J-heritage

世界遺産や自然遺産はよく耳にするが、「産業遺産」という言葉を聞いたことはあるだろうか。産業遺産とは、我が国の近代化や発展に貢献した施設で後世に伝えるべき価値のある「場」「物」「記録」のこと。そしてそれらの産業遺産に足を運んで、過去に敬意を払いその光も影も共有することで、我々が今何をすべきで未来に何を託すのかを考えるのが「ヘリテージツーリズム」。そして、その普及と啓蒙を担っているのが、NPO法人J-heritage(J-ヘリテージ)だ。

産業遺産は、鉱山、電力、軍事などいくつかに分類できるが、一番訪れやすいのは「近代建築」だろう。1908年(明治41年)に完成した奈良少年刑務所は、長崎、千葉、金沢、鹿児島とともに「明治の五大監獄」と呼ばれた名建築だが、旧長崎刑務所の解体を受け、J-heritageとしてこの貴重な遺産を重要文化財にすべく、記念誌の作成及び記録撮影に関わると共に、2011年よりスタディツアーを実施してきた。このスタディツアーだけでなく、法務省の「PFI方式による文化財保護」という素晴らしい取り組みと「宝に思う会」の活動も非常に大きな要素となって、2017年2月に晴れて重要文化財の指定を受けるに至った。
奈良市と法務省主催による最後の見学会には1万人が訪れた。ただ単に効率だけを求めた現代のビルとは違う「温か味」のある建築が人を惹きつけるのかも知れない。

土木遺産-生活を支える縁の下の力持ち

※湊川隧道 © J-heritage

土木遺産は治山治水など大掛かりなインフラに関わるものが多く、最近まで使われていたものや今も現役のものも少なくない。
近代土木遺産である神戸市の「湊川隧道」は1901年(明治34年)に完成した日本で初めての近代河川トンネルで、2000年まで実際に使用されていた。680mのトンネルを歩くと400万個の煉瓦に圧倒される。J-heritageでは、ここの見学と近隣の神戸新鮮市場という商店街を組み合わせることで、より地元の方々と交流できるツアーを実施している。

※烏原貯水池(立ケ畑ダム) © J-heritage

※烏原貯水池(立ケ畑ダム) © J-heritage

神戸市にある1905年(明治38年)完成の立ケ畑ダムは日本で4番目に古く、今でも現役だ。2014年には神戸市交通局との連携でのツアーを実施し、ダム建設の素晴らしさと共に、ダムによりできた烏原(からすわら)貯水池の周りの豊かな自然も満喫できた。学ぶだけでなく楽しめるのがヘリテージツーリズムの魅力と言える。

鉄道遺産-廃墟は「いらない物」ではない

※今福線 トンネルと橋梁跡(2016 今福線モニターツアー) © J-heritage

建物でもトンネルでも「廃墟」はマニアには人気が高い。しかし、多くの人が許可なく入るようになると、安全性の問題から最終的には取り壊しに繋がってしまう。「廃墟」は誰でも勝手に入って良い「いらない物」ではなく、未来に遺すための大切な「遺産」とすべきで、それにはルールが不可欠といえる。J-heritageでは、遺産を実感するヘリテージツーリズムを通じて自治体の方々自身に遺産の価値を認識してもらい、それによって町興しへの橋渡しも行っている。
「広浜鉄道今福線」は広島と浜田を結ぼうと戦争を挟んで一部建設されたものの、最終的には1度も列車が走ることの無かった路線。島根県浜田市はこの幻の鉄道遺産「今福線」をウォーキングコースとして整備し、沿線の見所や温泉などと合わせてヘリテージツーリズムの新たな観光資源として活用している。2016年には浜田市からの依頼で廃線等のインフルエンサーを対象にしたモニターツアーを実施した。

さらに、人を呼び込む自治体との連携とは別に「クリエイターズツアー」もある。これは、映画監督、造形家、写真家、ゲームクリエイターなどのクリエイターを産業遺産に案内することで、今後の創作活動への刺激としてもらうもので、新しい発想や斬新な切り口の作品が生まれることで、キッカケとなった産業遺産がファンの聖地巡礼の地となる可能性も秘めていると言える。

炭鉱遺産-日本を発展させた息遣いを感じる

※池島炭鉱跡(※選炭工場及び原炭ポケットは立入禁止) © J-heritage

有名な長崎県の軍艦島の少し北にある「池島」は、2001年に閉鎖された九州最後の炭鉱。この島でも産業遺産の活用に関わる方々を対象としたツアーを実施している。池島に渡るのに特別な許可は不要で、炭住にはまだ人が住み、トロッコで実際に坑道に入ることもできる。そんな点を総合すればある意味、軍艦島よりすごいかも知れない。
こんな未だ知られていない産業遺産が日本中にたくさんあるはずだ。産業遺産は現代の私たちが知らない時代を旅させてくれるタイムカプセルのようなもの。知らない時代を旅して見て触れて楽しんで学ぶ、未だ見ぬ出会いに想いを馳せる時、心はもう旅支度を始めている。

(注:産業遺産は立ち入りに許可が必要な場合は必ず従ってください。ここに掲載の写真は全て許可を得た上で撮影したものです)

取材協力 NPO法人J-heritage(J-ヘリテージ)総理事:前畑 洋平
〒652-0812 兵庫県神戸市兵庫区湊町1-2-22-1306
電話 078-599-5337
ホームページ

http://j-heritage.org

取材・文/梅川謙次

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2019/08/26 14:27:22

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