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NEXT5 秋田の5つの蔵元が協力して造ったひとつの日本酒

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レポハピプレス編集部

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日本酒造りは昔から「杜氏(とうじ)」と呼ばれる人が全ての工程を仕切って行われる。材料の配合や温度管理、全体の手順など杜氏の持つ技術は、それぞれの蔵の秘中の秘だった。しかし、そんな業界の因習にとらわれることなく、自らの技術と情報をオープンにして毎年ひとつの日本酒を共同醸造している蔵元が秋田にある。5つの蔵にちなみ「NEXT5(ネクストファイブ)」という「蔵元技術集団」だ。

※上の画像は、新政酒造の蔵の前に並んだNEXT5のメンバー5人 ©NEXT5

日本酒に新しい風を吹き込む

2017年の共同醸造酒「ハーベスト」。建築士の田根剛氏とのコラボで、瓶の模様は玄米から40%までの精米歩合を実際の米粒から型を取って制作したもの ©NEXT5

NEXT5を構成するのは、「山本」の山本合名会社、「一白水成」の福禄寿酒造、「新政」の新政酒造、「春霞」の栗林酒造、「ゆきの美人」の秋田醸造の5社。かつてこれらの小さな酒蔵はいずれも厳しい経営環境にあった。長年製造していた酒はアルコールを添加した普通酒だったので、差別化しにくく大手との価格競争では太刀打ちできず、個性も利幅も薄いものだった。そこで考えついたのが皆で技術とアイデアを出し合ってひとつの酒を共同醸造するという奇想天外なものだった。

共同醸造は普段やらないことへの挑戦

※感性だけでなく、科学的な検証も酒造りには欠かせない ©NEXT5

それぞれの蔵を率いる5人は、音楽プロダクションやジャーナリストなど歩んできた道のりは様々だが秋田の酒を元気にしたいという想いは同じだったので、共同醸造という今までにない試みが実現するのにさして時間はかからなかった。決めたのは個性がありテーマ性に富む高品質の純米酒を年に1回杜氏を置かず自分たちだけで造るということ。まず造る場所である当番の蔵を決め、そこに各蔵がそれぞれ原材料、仕込み水、酒母、麹を持ち寄って共同醸造をする。担当蔵は毎年持ち回りとし、5年で一巡することになる。

2巡目は他業界の方とのコラボで話題づくり

※日々変化するもろみ(日本酒の素)を丁寧に見守るのは小さな蔵ならでは ©NEXT5

担当蔵が一周りする最初の5年間の1巡目は秋田県の素材をテーマに置いての話題づくりだった。そして2巡目となる2015年からは酒業界以外の方とのコラボレーションで大きく注目されている。2015年は現代電子音楽家のリッチー・ホゥティン氏、2016年は現代美術家の村上隆氏、そして2017年は建築士の田根剛氏とのコラボで話題性も十分。もちろん純米吟醸酒の品質の高さは言うまでもなく、製造する8000本(1本720ml)はほぼ予約段階で完売してしまうが、有名料理店や酒販店からの引き合いが増えているのが現状だ。ただ、量を追っている訳ではないので、生産量は当面変わらない。

高品質の地酒が未来を拓く

※福禄寿酒造の仕込み蔵にて ©NEXT5

NEXT5で共同醸造酒を造ることで、そこで得られた新たなノウハウがそれぞれの酒造りに活かせると共に、秋田の酒の知名度とブランドイメージの向上にも大きく貢献している。共同醸造酒はマニアを狙った酒ではなく、若いライトユーザーにもっと日本酒に親しんでもらうことを目的にしたものなので、毎年秋田と東京で消費者イベントを行って一層の啓蒙に繋げている。
若者を中心とした酒離れが話題になっているが、このような良い酒を地道に造っていくという積み重ねを通して、高品質の地酒のニーズは確実に高まっている。NEXT5のメンバー5人の性格はバラバラだが、全員血液型がA型のせいかメンバー内で今まで揉めたことが無いという。秋田の酒の未来を牽引するゴレンジャーならぬ酒(シュ)レンジャーは、互いにとても相性が良いのだ。

取材協力 NEXT5メンバー 山本合名会社(代表:山本友文)
〒018-2678 秋田県山本郡八峰町八森字八森269
電話0185-77-2311
ホームページ http://shirataki.net/index.php

取材・文 / 梅川謙次

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2020/06/03 14:58:43

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