人気店から招待状をもらおう! レポハピ

人気店から
招待状をもらおう!

記事を条件検索する

ログインしてください

会員登録は無料です

会員登録するとマイページに招待状が届きます。

あなたの登録情報や興味関心、SNS利用状況で、届くオファーや招待状が変わります。

SNSから取得した情報は当サービスで利用し、招待状などの表示条件やフレンド間でお気入り記事共有などに利用します。

利用規約プライバシーポリシー を確認してください。

ログインしてください

LINEアカウントを利用してログインを行います。

本Webサービスでは、ログイン時の認証画面にて許可を頂いた場合のみ、あなたのLINEアカウントに登録されているメールアドレスを取得します。
取得したメールアドレスは、以下の目的以外では使用いたしません。また、法令に定められた場合を除き、第三者への提供はいたしません。

  • ユーザーIDとしてアカウントの管理に利用
  • パスワード再発行時の本人確認に利用
  • 通知、お知らせの送付

ことでん ここはフルラッピング電車のパラダイス!レトロ電車もあるぞ!

サポーター

253

サポーター登録をすると特別なオファーやお知らせがマイページに届きやすくなります。

レポハピプレス編集部

レポハピ編集部が世の中の気になること、お伝えしたいことをレポハピの公式ライター陣が思いのままにお届けします。

羽田空港から都心へ向かう京浜急行。・・・ん?何かが違う。京急に2両編成ってあったかなぁ?・・・ていうか、こんなのどかな風景の中を走っていたっけ?
正解は京急そっくりにラッピングされた香川県のローカル鉄道「高松琴平電気鉄道(ことでん)」の車両なのだ。今、バラエティーに富んだラッピング電車がたくさん見られると、ことでんにとことん注目が集まっている。

全編成の半分がラッピング電車

金刀比羅宮の広告のラッピング電車 ©高松琴平電気鉄道

ラッピング電車は2003年に金刀比羅宮の広告を掲載したのが始まり。以来、増え続けて現在(2018年8月末)は全40編成中18編成と約半数がラッピング電車として運行している。中でも琴平線への申し込みが多く、琴平線に限ってはほとんどの車両がラッピング電車となっている。

伊藤園の広告のラッピング電車 ©高松琴平電気鉄道

大都市圏よりもローカルの鉄道の方がラッピング電車は多い傾向にあると言われているが、ことでんは特に多いようだ。その理由の一つが香川県の交通広告に対する規制にある。通常、鉄道は景観などの観点からその広告面積に制限がある。たとえば、東京都だと車両面積の10分の1以下、神戸市だと3分の1以下、京都市だと1両あたり15㎡以下などと決められている。しかし、香川県にはそのような規定がないので、自由にフルラッピングの電車を走らせることができる。これは企業にとって車両全面を使ってのびのびとした表現の広告が打てる、ある意味パラダイスといえるだろう。

低コストでSNS映えする広告

セブンイレブンの広告のラッピング電車 ©高松琴平電気鉄道

ことでんにラッピング電車が多いもう一つの理由は価格だ。電車にラッピング広告を出す料金は、たとえば伊予鉄道(愛媛県)郊外線(2両編成)だと年間460万円(税別)、近鉄奈良線(6両編成)だと年間1200万円(税別)だが、ことでんはフルラッピングができて年間250~360万円(税別・価格の違いは運行距離や乗客数の差)と割安感がある。

穴吹学園の広告のラッピング電車 ©高松琴平電気鉄道

ラッピング電車のスポンサーは、金刀比羅宮、百十四銀行、穴吹学園、四電エナジーなどといった地元企業に加え、京浜急行、ユニバーサルホーム、伊藤園、全労済などの首都圏や全国規模の企業が名を連ねる。ことでんは営業距離や乗降客数で大都市圏の大手鉄道会社にはもちろん及ばない。しかし、高架部分が少なく市街地の主要な道路の踏切と多数交差するので、フルラッピングの広告はとても目立つ。それがSNSで拡散されることでさらに広く話題になるというメリットに注目が集まっているのは間違いないようだ。また、一部の車両では中の座席シートのデザインも外のラッピング広告に合わせたものになっていて、これもSNSの格好のリソースといえる。

レトロ電車の最高齢は92歳現役!

土器川橋梁を渡るレトロ電車。左から23号、120号、300号、500号。 ©高松琴平電気鉄道

ことでんではラッピング電車と並んでレトロ電車も人気だ。最高齢はかつて大阪鉄道(現・近鉄南大阪線)で使われていた23号で1925年(大正14年)製造の93歳。日本最古級の電車と言える。また、ことでん開業時の1926年(大正15年)に新造された120号、300号、並びに1928年(昭和3年)に新造された500号は近代化産業遺産に認定されている。もちろんいずれも現役活躍中で、年間20~40件程の貸切列車利用があり、宴会やお見合いなどのイベントに使われている。

玉藻城横を走るレトロ電車。右から300号、23号。 ©高松琴平電気鉄道

製造されて約90年経つレトロ電車には当然だが冷房装置はない。しかし、現代の若者からすると見ても乗っても目新しい。それがSNSという新しい波に乗って日本はもちろん世界に発信されている。そんな効果のひとつが「ことでん温泉きっぷ」に現れている。温泉利用とセットになったうちわ型のきっぷだが、これが近年特に外国人観光客に人気だ。本物のレトロ電車に乗って趣のある地方都市が散策できて温泉まで付いているというのは、外国人観光客でなくともワクワクする。

アイデアがローカル鉄道の元気の素

さぬき弁の乗車マナー向上ポスター。全シリーズはホームページで見られる。 ©高松琴平電気鉄道

利用客の減少や設備維持費負担などローカル鉄道の経営環境は厳しいところが多いのが現実だ。しかし、ことでんに関してはここ10年で利用者数が約15%伸びている。全52駅のうち36が無人駅、ほぼ単線でほぼ2両編成と企業としては決して大きくはないが、ラッピング電車やレトロ電車、さぬき弁のマナー向上ポスター、そして各種イベントなどのアイデアで地元のみならず全国からの注目を集めている。
ローカル鉄道の元気は地元の夢と発展に向かって真っすぐに伸びている。そう、銀色に輝くレールのように。

取材協力 高松琴平電気鉄道株式会社
〒760-0073 香川県高松市栗林町2-19-20
電話087-863-7721
ホームページ

取材・文 / 梅川謙次

リアクション (0)

リアクション

2020/06/01 18:31:05

アイコン選択
メッセージ(12文字)